旭岳, 夏の雪
June 2019,
道の駅ひがしかわは駐車場がトイレのある建物から少し離れているけれど車中泊には良い所だった。朝はバスが忙しく行き来し、ゴミ箱も見当たらなかったが今日行く予定の旭岳から近い便利なロケーションだ。
朝の天気は微妙だったがとりあえずロープウェイの駅に向かい、そこで頂上の天候をチェックする事にした。道すがらキタキツネを見かけることができた。
旭岳
ロープウェイの駅で分かったのは上の方は曇っているけどまぁまぁの天気だという事と、1時間ほどのトレイルには結構な雪が残っている事だった。このハイキングに重装備の用意はしていなかったが大丈夫のようだ。
思ったより頂上の天気が良さそうだったので上まで行く事にした。ロープウェイは素晴らしい景色の中の爽快な道のりだ。
Dは礼文島ハイキングでウォークブーツをダメにしていたが、ロープウェイ頂上の姿見駅で長靴を300円で借りることができた。雪は予想よりも広範囲にたくさん残っていて足の下でサクサクと音を立てた。
頂上は雲に隠れていて下界の景色もとても霞んでいたが、それでもとても良い眺めだった。
私たちは大きなカメラを構えた人達に出会った。ギンザンマシコという鳥を狙っているらしい。この辺はその鳥に出会うことの出来る数少ない場所らしいが残念ながら他にも賑やかなグループがいたので鳥が来る可能性は低そうだった。しかし雪合戦や笑い声、セルフィーの中、ノゴマやビンズイを見つけることができた。
クレーターの中に現れた雪解け水の池、時々日の差す灰色の空の下 硫黄の噴出口から湧き出るガス、あらゆる意味で素晴らしく並外れたトレイルだ。
それほど長くないコースにかなり長い時間をかけてしまったのでランチはエネルギーバーになってしまった。
*旭岳ロープウェイ;往復3200円
十勝岳温泉 凌雲閣
旭川で買い物をした後、十勝岳温泉凌雲閣に向かった。この温泉は鉄分を含む濁ったお湯で有名だが地下駐車場と公衆トイレを合わせたような出立ちである。コンクリートとタイルの内湯の真ん中に大きな溶岩の塊がある。この塊は、確かに印象的である。露天風呂はぬるく、景色は雲が低く覆っていたせいか大したことはなかった。それほど良いとは思わなかったがDは気に入ったようだった。
山道をかなりドライブして行った温泉できれいになってから道の駅南ふらのに向かった。この駅は車中泊に人気のようで私たちは3番目の九州ナンバーの車だった。
*凌雲閣温泉;800円 / 大人
The author is a long term resident of Japan who has and continues to travel the country extensively. Avoiding highways where possible, the author has driven from Kagoshima in Kyushu to Wakanai in Hokkaido covering 20,000 plus kilometres and counting.