初山別からサロベツ、クッチャロ湖へ
June 2019,
道の駅 初山別
初山別の朝は曇っていてかなり寒かった。ここは温泉や道の駅近くも 岬の上の天文台とキャンプ場の近くも 少し離れているが両方とも良い場所だと思う。
岬の上からは素晴らしい海の眺めが見えるし、キャンプ場もいくつかあって場所が選べる。道の駅自体は小さいが敷地は広々としてホテル、レストラン、パークゴルフ場(北海道!)、、、そしてよく手入れされている。温泉は特長はないが悪くはない。
私たちは敷地内を動き回っている2匹の野うさぎをしばらくの間眺めていた。警戒心は少ないようで近づいても平気のようだった。
オロロン・ライン、オトンルイ風力発電所
初山別を出て道の駅天塩に。前回来た時にランチをいただいた所だが今回は周辺を少し歩いてみた。しかし余り見るところも無かったのでサロベツ湿原に向かった。
オロロンライン(R.232)沿いの平地に突然現れる風力発電の風車群はサイエンスフィクションの一場面のように毎回心を奪われる。また前回と同じ場所に車を停めて写真を撮る。また平凡な写真を撮ってしまった。
サロベツ原生花園
オトンルイからサロベツ湿原はそれほど遠くない。前回訪れたのは秋で花は終わっていて茶色い湿原を萎れた蘆が埋め尽くしていた。今回はあちこちに花が咲いてはいたがベストシーズンではないらしい。いずれにしても楽しく歩き回る事ができる場所だ。何羽かのノビタキやノゴマを見る事ができた。
そして最も印象的だったのはオオジシギ。最初は何の音か分からなかった。鳴きながら高く高く飛んでいき、それから地表近くに急降下してくる羽音を何回か聞いた後それがオオジシギのディスプレー飛行だとわかった。一度そうだと分かればもう間違える事はない。分かってからは空ばかり見上げてオオジシギのファンになってしまった。
幌延ビジターセンター
その後サロベツ湿原の南にある幌別ビジターセンターに向かった。ここは水辺が広がっていて長い散策ができるという事だったが、残念なことに木道が壊れていて歩けるのは予定していたルートではなく1kmほどだった。
一ヶ所湿原の深さを測ることができる場所があった。棒が備え付けられていて自分で水の深さを測る事ができる。思った以上に深い穴でヤチマナコというらしい。エゾ鹿にとっては悲しいことに死の罠となるだろう。
サロベツのビジターセンターと違い幌延には私たち以外は誰もいなかった。という事は壊れた木道はしばらくは直らないのかもしれない。
サロベツから北海道を横切ってオホーツク海側に向かった。道路の路面は確かに滑らかではないし、時間帯から言ってエゾシカにぶつかる危険は常にある。だが車は少ないし景色は美しく素晴らしいドライブができる。
私たちもたくさんのエゾシカを見たし、そのうちの2匹は車の前に飛び出そうとした。
クッチャロ湖畔
クッチャロ湖畔キャンプ場は車中泊に良い場所だ。駐車場から湖を見渡せる事ができるし設備も綺麗で現代的。一人200円でコスパも良い。コインランドリーもある。ただ霧雨が降り寒くて湿気が多かったのが残念、天気が良ければ最高の場所だろう。
The author is a long term resident of Japan who has and continues to travel the country extensively. Avoiding highways where possible, the author has driven from Kagoshima in Kyushu to Wakanai in Hokkaido covering 20,000 plus kilometres and counting.