尾瀬沼ハイキングと檜枝岐村歌舞伎

village Kabuki flags

Summer 2018,

尾瀬沼に向けて道の駅きらら289を9時ごろに出発した。この駅には温泉や近代的なトイレがあり、ピクニックエリアもある。だが小さな川のそばのピクニックエリアは残念ながら草が生え過ぎて誰にも気付かれないだろう。

屏風岩

国道352号を尾瀬に向かって走っているとたまたま屏風岩という所の駐車場を見付けたので車を停めた。そこは白い岩がそそり立ち、その岩肌で大きな木を支え、非常に青く澄んだ豊かな水量の急流が流れている。ぜひ足を止めて眺めて欲しい場所だ。

Byobuiwa, Fukushima

屏風岩

1時間ほどで尾瀬御池(みいけ)に着いた。そこからシャトルバスで沼山峠まで行く。駐車場は2時間までは無料だが尾瀬沼まで歩いて2時間で戻れる訳もなく結局のところ1000円を払うことになる。バスの運賃は片道600円(2023年)で20分ほどの道のりだ。

尾瀬沼

沼山峠のバス停からは森の中を登っていくので見える物はあまり無い。15分から20分すると道は下り始め かなり歩いた後木々は途切れ始めて湿地の景色が現れてくる。そしていつもの木道が湿地の中を沼の端まで続いている。バス停から3.4kmのトレイルだ。

Ozenuma

尾瀬沼

花のシーズンは終わっていたが湿地、尾瀬沼、周りの山々と広い空という雄大な景色を楽しめる素晴らしいハイキングコースだ。尾瀬沼の周囲を1kmほど歩いてからバス停に戻った。大体9kmほどの距離を歩いたことになる。

Oze-Oe wetland

大江湿原

檜枝岐村に戻りJAスーパーに立ち寄った。登山やハイキングのエリアにある唯一見付けたこのスーパーにおにぎりは無かったけれどパイナップルは売っていた。スーパーの裏にある温泉に浸かった後、他に選択肢も無かったので蕎麦屋で夕食を取った。

*駒の湯 ;700円

檜枝岐村歌舞伎

夕食の後、この村に来たメインの理由の村歌舞伎を見に行った。この歌舞伎は江戸時代から300年近く続いていて役者から裏方まで全て村民が行っている。日本で村歌舞伎を続けている所も少ないのでとてもラッキーな時に行き合わせることが出来た。

細い民家の路地を抜けると藁葺き屋根の舞台とその周りに急な階段状の石段が囲んでいた。

village Kabuki

檜枝岐村

観客は千人以上もいて、さまざまな食べ物や飲み物の屋台が出ている。舞台は地元の素晴らしい努力で、私が歌舞伎の愛好者ではないにせよ、その制作には多くの真剣な時間と労力がかけられていることが見てとれた。

石の上に座っている寒さを和らげるために、村から皆にクッションを用意してくれたが、それでも寒くて2時間が限界だった。多くの人が早く帰った中、私は割と長く我慢していたが、地元の著名人たちのスピーチや表彰式が続いたので帰る事にした。それでも観劇することが出来たのはとてもラッキーだった。

Hinoematamura Kabuki

檜枝岐村歌舞伎

私たちは約1キロの道のりを車で道の駅尾瀬檜枝岐まで戻った。この道の駅の人は有用な情報をくれた。長く色々あったエネルギッシュな一日を終えた後、ここで静かな夜を過ごせればと思う。

*尾瀬檜枝岐村 907m

 

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