礼文島スコトン岬ハイキングコース

Cape Gorota

June 2019,
夜のうちに雨が降ったようだが朝には乾いていた。

スコトン岬

岬めぐりハイキングコースに向かうため礼文荘からスコトン岬までバスに乗った。ハイキングコースは大体12キロ。

バスの運賃は結構高いので1回以上乗車するならパスを買うのもいい考えだと思う。

スコトン岬に着いてからバスツアーのグループと一緒に岬の先にあるトド島を見に行った。この島には冬を過ごすためににトドがやってきて4月には帰っていくらしい。
この岬には日本最北端の公衆トイレもあるので記念に使わせてもらった。

The most northerly toilet in Japan

日本最北端の公衆トイレ

岬めぐりハイキングコース

歩き始めはバスで来た道を少し戻ることから始まり、それから右に折れて岬に向かう。この先行きの思いやられるようなつまらないスタートはすぐに景色の素晴らしい崖の上の小道に変わった。崩れかけた岩壁に花が咲き誇り岬の両側に海が広がる。その向こうにはトド島が見えるなんとも広がりのある景色だ。

昨日の桃岩展望台コースではハイカーに出会う事もあったが岬めぐりコースではほとんど人に会うこと見なかった。かなり先に二人見えたがすぐにいなくなってしまった。

Cape Skoton and Todo Island

スコトン岬とトド島

かもめだけが私たちの道連れでどうやら下の崖に巣を作っているようで時々道端に割れた卵が落ちていた。カッコー、ウグイス、ノゴマが鳴いていたが笹の深いところで見ることはできなかった。

View from Cape Gorota to Teppu beach

ゴロタ岬からゴロタ浜、鉄府

岬への登り道は急だが危険ではない、そして景色は本当に素晴らしい。ゴロタ岬から降りていって4〜5キロ行ったところは海岸ベリの道でその先の漁村鉄府に続く道だが残念なことにちょっと退屈な道になってしまった。

スカイ岬

私たちが見つけた鉄府からスカイ岬に続くトレイルはとても急な細い道で下草が伸びていた。疲れていたし、Dのウォーキングシューズの靴底が取れてしまってたのでそのトレイルは諦め舗装された道路から岬に向かった。

これは間違いだったかもしれない、ひどく遠回りになった。いずれにしても鉄府から坂を登り右に曲がってスカイ岬を目指した。

Cape Sukai

スカイ岬

スカイ岬はとても素晴らしい。ツアーバスも直接来る事ができるのでそれもここが有名な理由かもしれない。ランチを食べている間にもツアーグループが次々と来ては帰って行った。しかしここの美しさはやはり心に残る。

Cape Sukai

スカイ岬

レブンアツモリソウ

しばらくスカイ岬で休んでからもと来た道を戻りバス道に出る事ができた。その道のりの途中に有名なレブンアツモリソウがたくさん咲いているところを見つけた。まだまだ綺麗に咲いていた。

Rebun Atsumoriso

レブンアツモリソウ

この希少な花は世界中で礼文島の何ヵ所にしか咲いていない。

しばらく行くとレブンアツモリソウの保護地域があってそこの3人の監視員から花を見て行くように誘われた。ちょっと前に既に綺麗な花を見ていたがガッカリさせたくないので見て行くことにしたが、やはりその前に見つけた花々の方が盛りのようだった。

アザラシ

その後歩いて行くとやって来た一人の監視員が車を停め私たちにアザラシは見たか?と聞いてきた。見ていないと言うとアザラシの見える場所に案内してくれた。そこからは港の防波堤の上でのんびりとくつろいでいるゴマアザラシの群れが見えた。彼が教えてくれなかったらとても気がつかなかっただろう。

てくてくとホテルを通り過ぎてアルコールを探しに村の中に向かった。Dは漁村ではアルコールの消費量は多いと言っていたが売っている店を探すのはなかなか難しかった。

Seals, Goma Azarashi

船泊のゴマアザラシ

このおまけの買い出しとスカイ岬の迂回を含めると1日に歩いた距離は16キロに及んだ。ハイキングコースを調べた時に8時間のハイキングコースは16.5キロぐらいなので私たちには厳しいと思い岬めぐりコースに決めたのだが8時間コースの方が良かったのかも知れない。岬コースの後半の方はもう一つだったから。

Siberian Ruby Throat

ノゴマ

それでもハイキングの途中、イタチ、アザラシ、カッコー、ノゴマ、小型猛禽類の何か、そして無数のカモメやアマツバメを見る事ができた。

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