ニッコウキスゲのベンセ湿原と高山稲荷神社

2019年5月

ニッコウキスゲ満開のベンセ湿原

道の駅なみおかを出発して津軽のベンセ湿原に向かった。驚いたことにまだ早いと思っていたニッコウキスゲが見渡す限り咲き誇っていた。ニッコウキスゲは朝咲いて夕方には萎んでいく1日花である。それが次から次へと咲いて広い湿原を彩っている。

通常は6、7月に咲く花という事だが5月末にここではもう黄色の絨毯になっている。

Bensenuma Nikko-kisuge

ベンセ湿原のニッコウキスゲ

ニッコウキスゲの後は紫のアイリスで埋まっていくと案内板に書いてあったが既にアイリスもチラホラと咲き始めていた。

Iris, Bense Wetland

ベンセ湿原のアイリス

またここはホオアカの繁殖地とされている。

Grey headed bunting, Bense wetland

ホオアカ

湿原を巡る1時間ほどの散策はとても気持ちの良いものだった。薄曇りの金曜日であまり人出もなく、遠くには岩木山の姿も見る事ができた。

Nikko-kisuge at Bense wetland

ベンセ湿原から見るニッコウキスゲと岩木山

高山稲荷神社

ベンセ湿原からシジミで有名な十三湖に向けて出発。途中で『高山稲荷神社』という看板を見かけたのでちょっと寄ってみる事にした。

足を伸ばすいいチャンスである。池のまわりを巡り赤い鳥居のトンネルを抜けて小高い丘に登るちょっとした散策である。京都の伏見稲荷神社を思い出させるがそれほど広くはなく、鳥居もスッキリしていてそんなに沢山あるわけではない。しかし伏見ほど混んでなく、私達だけの時もあった。

Takayama Inari shrine

高山稲荷神社

小道を辿って階段を上がっていくと丘の上に出られ海が見える。そこには稲荷神社らしく沢山の石の狐が涎掛けをかけて並んでいた。

Takayama Inari shrine

高山稲荷神社の狐

壮観と言うほどではないが地方の古い歴史のあるフォトジェニックな神社として訪れる価値がある。

高山稲荷神社から再び十三湖に向かう。湖の淵を周り海の上に架かる橋を渡ったあたりにあるお土産屋の駐車場に車を停めた。その近くにかかる橋を中の島と言う小島に向かって歩き始めたが余り面白くなかったので直ぐに車に戻った。近辺にはしじみラーメンの看板がいくつも見られた。

棟方志功記念館

買い物を済ませてから青森市の棟方志功記念館に立ち寄った。この青森出身のアーティストの作品はとても面白い。記念館はそれほど大きくはないが良いコレクションを持っている。Dは彼の書が気に入り、私は彼の押さえたトーンの木版画を気に入った。

明日は大間からフェリーに乗るのでその方向にある道の駅よこはまに向かった。

*棟方志功記念館;550円/大人

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